クリーンDoⅡ 参考上代:15000円(100本)
汚れには目に見えない汚れがあります。それはタンパク質です。タンパク質を栄養としてカビが発生する原因のひとつにもなります。そのため「タンパク質汚れを見つける」ことは、清潔度の指標となり、カビを増やさない対策として重要です。
多くの場合、十分な洗浄をすれば汚れはなくなります。しかし一般的な微生物検査では菌数が多い少ないはわかりますが、汚れが多い場所を発見することはできません。残存する汚れを栄養素として、微生物は時間の経過とともに活発に増殖し、菌数は汚れともに危険な状態へと移行していきます。クリーンDoⅡはこの様な危険性の原因となり得るタンパク汚れを簡単に発見するためのキットです。
クリーンDoⅡには殺菌済みの綿棒と高感度な発色剤を封入した反応キャップ、そして発色反応をさせるための綿棒キャップからなります。これらを製品として一体化することで、検査担当者の作業効率を大幅にアップする事ができます。
また、クリーンDoⅡにはタンパク質定量法を応用した発色液を採用しており、その反応時間はわずか2分弱です。一般的な微生物検査は結果がでるまで約1週間と言われております。つまりクリーンDOⅡを汚れている箇所を洗浄の不十分な箇所を探し出し、即、対策を講じることで細菌の発生を未然に防ぐ事が可能になります。これは微生物(細菌)検査にはない大きな利点です。
そして目で見える色調の変化で判定しますから、アデノシン三リン酸法(ATP法)のような発光測定器を準備する必要はありません。高額なイニシャルコストをゼロにできることは気軽に洗浄度管理を始められることを意味します。しかも高感度(約10~50μgのタンパク質で陽性反応(当社調べ))ですから、決してATP法に劣る方法ではありません。
・使用の用途
汚れの検出
食品の製造ラインや調理器具の洗浄後の確認
従業員の衛生意識向上のためのツールとして
・仕様例
1. 食品工場で従業員の手指検査を通じ、衛生指導に使用できます。
⇒各人が手指をきれいに洗浄できているかを調べることができるので、
衛生指導ツールとして最適です。
2. お弁当製造工場で各種製造機械の洗浄後の洗浄具合チェックに使用できます。
⇒おにぎり製造機械など、洗浄後の残汚れが気になる機械用に最適です。
3. 食肉加工工場で、裁断装置やまな板などの洗浄度チェックに使用できます。
⇒残タンパク検出キットですので、特にタンパク汚れが気になる箇所のチェックに最適です。
【クリーンDoⅡの色変化をATP数値化してみました】
実験内容:牛乳を希釈して色の変化=ATP数値を一覧にしてみました
資料 クリーンDoⅡ